開講:所沢キャンパス 春学期 水曜日 3限
対象学年:1年生以上(専門科目IIB(発展科目))
・すべての回が教場での対面講義です。
・講義資料は毎週月曜日にWaseda Moodleにアップします。それをダウンロードして講義に出席してください。
・講義資料は個人の学習のみに使用し、友人に再配布したり、無断で転用しないでください。
・毎回の講義の後15時以降から、次の日曜日の23時30分(時間厳守)までにWaseda Moodle経由でレポートを提出してください。なお、レポートのテンプレートはWaseda Moodleにアップするので、それに記入し、ファイル名等を指示通りに上書きして提出してください。必ずWordファイルで提出してください。PDFファイルやその他のファイル形式は受け付けません。
・レポートの内容は、「講義のまとめを300~400字と、講義を受けての疑問や質問で、なぜそのような疑問や質問をもったのか、その理由を200~300字で記述する。このレポートの提出と出席状況により評価します。
・評価のポイントは、構成がしっかりしていて、質問が明確であり、文章として読みやすいことです。単に講義内容をまとめたものや調べ物をまとめただけのも、講義と関係ない事柄、もしくは無理やりこじつけた内容の質問はしないでください。
・Moodleでフィードバックを行います。ただし採点は非公表。また、質問の内容によっては、講義のウェブサイトに匿名で公開することがあります。
自然界において、自ら動くことのできない植物は、与えられたさまざまな環境に対して高い順化適応能力を持っています。この適応のメカニズムを生理学の立場で解明するのが植物生理生態学です。さらに植物生理生態学は、社会的な方向も含めてさまざまに展開している生態学の基礎中の基礎です。この講義では、植物生理生態学の基礎を丁寧に解説します。また、植物学の基礎研究と社会における応用分野との関連について解説します。
生物系の科目は一般に暗記主体と捉えられがちですが、自然科学の一分野であるため、数学、物理、化学などの理科系の基礎知識が必要な内容も含まれます。理数科目が不得手な受講者も考慮し丁寧に講義を進めます。本講義では、植物がどのような仕組みで環境の変化に対応しているのかを全体的に把握することを目的とするため、細かな事象の丸暗記は必要ありません。
もっと深く学びたい方は下記の参考書などで学習してください。一方、難しいと感じる方は質問したりしてください。何もせずに、ただ「わからない」とか「難しい」と言わないでください。
◎履修上の注意をよく読んで履修登録してください。
第1回 オリエンテーション, 植物生理生態学とは? (終了)
第2回 植物に特有な構造 (終了)
第3回 細胞内共生説, 藻類の分類と特徴
第4回 陸上植物の分類と特徴
第5回 光合成の生理学-1
第6回 光合成の生理学-2
第7回 光合成の生理学-3
第8回 C3植物, C4植物, CAM植物, 植物における呼吸
第9回 水や養分の吸収と輸送
第10回 ファイトレメディエーション
第11回 生物によるエネルギー生産
第12回 植物工場
第13回 人工光合成・リモートセンシングの利用
第14回 まとめ
急な休講などのお知らせについては、Waseda Moodle経由で早急に連絡します。
【講義形態】
・教科書は使用しません。スライド映写を中心とした講義となります。
・板書はほとんどしないので、口頭での説明をメモし、各自整理してください。
・講義資料は毎週月曜日にWaseda Moodleにアップロードするので、各自ダウンロードもしくはプリントアウト(カラーでも白黒でもかまわない)して講義に参加してください。講義当日に資料を配布することはありません。
【成績評価について】
・出席せずにレポート提出することを防ぐため、教場で出席を取ります。
・出席自体を点数化することはありませんが、成績評価を受けるには出席が前提となります。
・毎回の講義の後15時以降から、次の日曜日の23時30分(時間厳守)までにWaseda Moodle経由でレポートを提出してください。なお、レポートのテンプレートはWaseda Moodleにアップするので、それに記入し、ファイル名等を指示通りに上書きして提出してください。必ずWordファイルで提出してください。PDFファイルやその他のファイル形式は受け付けません。
・レポートの内容は、「講義のまとめを300~400字と、講義を受けての疑問や質問で、なぜそのような疑問や質問をもったのか、その理由を200~300字で記述する。このレポートの提出と出席状況により評価します。
・評価のポイントは、構成がしっかりしていて、質問が明確であり、文章として読みやすいことです。単に講義内容をまとめたものや調べ物をまと
めただけのも、講義と関係ない事柄、もしくは無理やりこじつけた内容の質問はしないでください。
・Moodleでフィードバックを行います。ただし採点は非公表。また、質問の内容によっては、講義のウェブサイトに匿名で公開することがあります。
【授業態度について】
・講義中の私語や食事(飲水は可)、不要な立ち歩きは厳禁です。
・許可なく板書やスクリーンの写真撮影をしないでください。
・講義資料は個人の学習のみに使用し、友人に再配布したり、無断で転用しないでください。
【質問】
質問などは、問い合わせ内容等を記録するため、Waseda MoodleのメッセージもしくはWasedaメールからの送信のみお受けします。メールの場合、件名(subject)欄に「生理生態 学籍番号 氏名」を記入し、jun-ya@cyt.mokuren.ne.jp(@は半角にして)に送信してください。欠席届など提出物は、PDFファイルにするか、写真撮影した画像ファイルを添付して提出してください。管理の都合上、教室で紙媒体を受け取ることはしません。
【参考書】
1.『光合成』 日本光合成学会編、朝倉書店
2.『木本植物の生理生態』 小池孝良他編、共立出版
3.『植物の生態-生理機能を中心に-(改訂版)』 寺島一郎著、裳華房
4.『植物生態学』 寺島一郎他著、朝倉書店
5.『植物生態生理学(第2版)』 Larcher著(佐伯敏郎、舘野正樹監訳)、シュプリンガーフェアラーク東京
6.『テイツ/ザイガー植物生理学・発生学』 テイツ、ザイガー他編(西谷和彦、島崎研一郎監訳)、講談社
7.『光合成とはなにか』(ブルーバックスB1612) 園池公毅著、講談社
専門書は非常に高価ですし、一部の本は絶版になっていますので、図書館の利用をおすすめします。少し古い本を読んだ方が研究の歴史や背景などの基礎的なことも書いてあります。