生物分類論(東邦大学理学部生命圏環境科学科)


本講義は多留先生と分担で行われ、植物分野が山崎の担当となります


開講:習志野キャンパス 秋学期 月曜日 3-4限
対象学年:生命圏環境科学科3年生

2025/3/25更新

【連絡】今年度の講義について

今年度の山崎担当分は以下のように実施します。多留先生ご担当分は別途指示に従ってください。
・教場での対面講義です。
・講義資料は事前にMoodleにアップします。資料はダウンロードして印刷(白黒、カラーどちらでも可)もしくは保存したデバイスを持参して講義に出席してください。
・講義資料は個人の学習のみに使用し、友人に再配布したり、無断で転用しないでください。
・毎回の講義の後、その週の土曜日の23時30分(時間厳守)までにMoodle経由でレポートを提出してください。


はじめに

 地球が誕生してから46億年といわれていますが、酸素発生型の光合成生物が誕生したのが、今から約30億年前と考えられています。光合成生物の誕生は、地球上でおこった最も重要な出来事の1つです。さらに、陸上に生物が進出してきたのは、地球の歴史から見ればつい最近のことです。山崎担当分では、細胞内共生説からはじめ、藻類での光合成色素の違いによる分類と光環境への適応・進化について解説します。そして、陸上植物がどのような進化・適応を成し遂げてきたのかを、丁寧に解説します。細かな事象を暗記するよりも、全体を把握するように心がけてください。
 もっと深く学びたい方は下記の参考書などで学習してください。一方、難しいと感じる方は質問したりしてください。何もせずに、ただ「わからない」とか「難しい」と言わないでください。
 なお、受講者数によりますが、少数であれば実習と講義を組み合わせた内容になりますし、多ければ講義中心の内容となります。
 
履修上の注意をよく読んで履修登録してください。

講義内容

第1回 オリエンテーション
第2-3回 菌類, 細菌類, ウイルスの特徴
第4-5回 細胞内共生, 藻類の特徴
第6-7回 藻類の続き, コケ植物, シダ植物の特徴
第8-9回 種子植物の特徴
第10-11回 種子植物の続き, 水と植物
第12-13回 光環境と植物

急なお知らせについては、Moodleのメッセージで早急に連絡します。

履修に関して

【講義形態】
・教科書は使用しません。スライド映写を中心とした講義となります。
・板書はほとんどしないので、口頭での説明をメモし、各自整理してください。
・講義資料は毎週日曜日にMoodleにアップロードするので、各自ダウンロードし、印刷(カラーでも白黒でもかまわない)して講義に出席してください。講義当日に資料を配布することはありません。

【評価方法】
・動物と植物では評価方法は異なります。
・出席せずにレポートのみ提出することを防ぐため、点呼もしくはカードリーダーにより出席を取ります。
・出席自体を点数化することはありません。出席状況とレポート提出状況から最終評価をします。
・毎回の講義の後、その週の土曜日の23時59分(時間厳守)までにMoodle経由でレポートを提出してください。

【授業態度について】
・講義中の私語や食事(飲水は可)、不要な立ち歩きは厳禁です。
・許可なく板書やスクリーンの写真撮影をしないでください。
・講義資料は個人の学習のみに使用し、友人に再配布したり、無断で転用しないでください。

【質問】
 質問などは、問い合わせ内容等を記録するため、Moodleのメッセージもしくは東邦大学のメールアドレスからの送信のみお受けします。メールの場合、件名(subject)欄に「生物分類論 学籍番号 氏名」を記入し、jun-ya@cyt.mokuren.ne.jp(@は半角にして)に送信してください。欠席届など提出物は、PDFファイルにするか、写真撮影した画像ファイルを添付して提出してください。管理の都合上、教室で紙媒体を受け取ることはしません。

【参考書】
1.『植物の系統と進化』(新・生命科学シリーズ) 伊藤元己著、裳華房
2.『植物の生態-生理機能を中心に-(改訂版)』(新・生命科学シリーズ) 寺島一郎著、裳華房
3.『テイツ/ザイガー植物生理学・発生学』 Taiz, L., Zeiger, E.,他編、西谷和彦、島崎研一郎監訳、講談社
4.『植物の形には意味がある』 園池公毅著、角川ソフィア文庫
5.『植物生態生理学(第2版)』 Larcher, W.著、佐伯敏郎、舘野正樹監訳、シュプリンガーフェアラーク東京

専門書は非常に高価ですので、メディアセンターなどの利用をおすすめします。4は一般向けの図書です。5~8はやや古いですが、基本を学ぶには十分です。