化学(東京農業大学国際食料情報学部)


開講:世田谷キャンパス 後学期 水曜日 4限
対象学年:食料環境経済学科、アグリビジネス学科1年生(選択必修科目)

2025/3/25更新

【重要】今年度の講義について

・対面13回、遠隔2回の予定です。今後の状況にもよるのでご注意ください。
・「学生生活ハンドブック」や「履修のてびき」を必ず読んでください。
・「講義連絡」に掲示される内容は必ず確認してください。確認せずに単位修得に不利が生じても責任は負いかねます。
・講義資料はWebClassにアップします。各自が講義前にダウンロードし、カラー、白黒問わないので印刷するか、もしくはタブレットより大きな画面の端末を使って講義に出席してください。
・講義資料は個人の学習のみに使用し、友人に再配布したり、無断で転用しないでください。
・小テスト(10%)、2回の中間テスト(20%)、期末試験(70%)で成績評価します。小テストと中間テストはMS Formsを使います。
・WebClassの出席とMS Formsによる小テストにより講義への出席を処理します。成績評価を受けるには出席が前提条件となります。必ず大学のWi-Fiよりアクセスしてください。
・各自の不注意や虚偽の申告による単位の嘆願(「再試験をしてください」とか「課題を出してください」など)には一切応じません。
・欠席届などの提出物は、PDFファイルにするか、写真撮影した画像ファイルを添付して提出してください。管理の都合上、教室で紙媒体を受け取ることはしません。


はじめに

 本講義では、物質の有する性質・機能が化学構造に由来することを理解してもらうために、物質の性質に関係する最小単位である原子からはじまり、分子、集合体と物質の成り立ちをミクロからマクロへと解説します。農学を学ぶにあたり必要となる基礎的な化学に関する知識を学習し、物質そのものを理解するための基礎として、物質の構造および物質の性質に関する知識の習得を目的とします。そのため、化学の基礎をできるだけ丁寧に解説します。細かな事象を暗記するよりも、全体の流れを把握するようにしてください。
 人数の多い講義では、その講義時間内にすべての方に内容を理解していただくのは困難です。したがって、本講義では高校化学などの基本的知識の有無は問いませんし、特別な受講条件は設けませんが、自習は必要となります。さらに深く学びたい方は下記の参考書などで学習してください。一方、難しいと感じる方は、参考書を読んだり、質問したりしてください。何もせずに、ただ「わからない」とか「難しい」と言わないでください。

履修上の注意をよく読んで履修登録してください。

講義内容

第1回 ガイダンス
第2回 物質の分類, 測定の体系
第3回 原子-1
第4回 原子-2, イオン
第5回 周期表, 化学結合-1(共有結合, 配位結合)
第6回 (遠隔講義)環境と化学
第7回 化学結合-2(イオン結合, 金属結合, 電気陰性度, 分子間力, 水素結合)
第8回 物質量, 溶液の濃度
第9回 化学反応式, 化学反応とエネルギー
第10回 物質の状態(気体)
第11回 物質の状態(液体・固体)
第12回 pHの計算, 化学平衡, 酸と塩基
第13回 (遠隔講義)生体物質
第14回 緩衝液, 中和, 化学物質-1
第15回 化学物質-2, 放射線

講義に関する連絡事項は、ポータルサイトの「講義連絡」および、こちらのサイトでお知らせします。
急な休講などのお知らせについては、ポータルサイトの「休講」や「お知らせ」で早急に連絡します。

履修に関して

【講義形態】
・教科書は使用しません。スライド映写を中心とした講義となります。
・板書はほとんどしないので、口頭での説明をメモし、各自整理してください。
・講義資料はWebClassにアップします。各自でダウンロードし、必要に応じて印刷(白黒でもカラーでも講義に支障はありません)してください。
・配布資料内に練習問題がある場合は、講義前に解いておいてください。

【成績評価について】
・小テスト(10%)、2回の中間テスト(20%)、期末試験(70%)で評価します。
・小テスト、中間テスト、期末試験のいずれも6割以上得点しないと不合格となります。
・試験時は、ノート、配布資料(印刷したもの)、計算機、小テスト、中間テストのみ持ち込み可。
・各自の不注意や虚偽の申告による単位の嘆願(「再試験をしてください」とか「課題を出してください」など)には一切応じません。

【授業態度について】
・講義中の私語や食事(飲水は可)、不要な立ち歩きは厳禁です。
・資料を用意し忘れた場合は、講義をよく聴いてメモをとってください。
・許可なく板書やスクリーンの写真撮影をしないでください。
・講義資料は個人の学習のみに使用し、友人に再配布したり、無断で転用しないでください。

【質問】
 質問などは、問い合わせ内容等を記録するため、農大メールからの送信のみお受けします。個人のアドレス(Gmail, yahoo, iCloud, docomo, au, softbankなど)から送信されたものには返信しません。また書かれている内容によっては返信しない場合があります。件名(subject)欄に「化学 学籍番号 氏名」を記入し、jun-ya@cyt.mokuren.ne.jp(@は半角にして)に送信してください。
 欠席届など提出物は、PDFファイルにするか、写真撮影した画像ファイルを添付して提出してください。管理の都合上、教室で紙媒体を受け取ることはしません。

【参考書】
 1. 高校の化学の教科書 どこの会社のものでも良いです。高校で履修しなかった人は学習参考書も良いと思います。
 2.『化学:基本の考え方を学ぶ(上・下)』 Chang, R. and Overby, J.(村田滋訳)、東京化学同人
 3.『暗記しないで化学入門』(ブルーバックスB1296) 平山令明著、講談社
 4.『化学入門-日常に役立つ基礎知識-』 大月穣著、東京化学同人
 5. 公的機関のサイトやYouTubeの利用など